心に響く話し方 Q&A
ボキャブラリーの増やし方、印象に残る話しをしたい
「ボキャブラリーを増やそう!」
とはいうものの、ただ闇雲に増やしても
意味がありません。
相手の印象に残る、
ボキャブラリーを増やしましょう。
まず
『物・事柄に対して、そのものの意味を説明してみましょう』
要するに歴史やルーツを調べてみるのです。
よく私も研修の中で「笑顔のいわれ」をお話します。
ただ「笑顔で話しなさい!」と言うのではなく
「笑顔は体に溜まっている毒素を
吐き出すときの表情といわれているんだよ。
だから疲れているとき、
笑うと元気が出るんだよね」
という笑顔のルーツを話すと、
皆さん真剣に
取り組んでくださいます。
ブライダルの司会をやっていた頃、
よく新婦から
「ファーストバイト(ウェディングケーキの食べさせあい)をやりたい、
でも新郎が恥ずかしいから
やりたくないって言うんです」
と、ご相談を受けました。
確かに人前で「あ~ん」と
相手の口にケーキを運ぶのは恥ずかしい
という気持ちよくわかります。
そんな新郎に対して
「彼女が強くご希望されているのでやりましょ」と
申し上げたところで、
納得はされません。
そんな時、私はよく
「ウェディングケーキのルーツ」を
お話していました。
『一説によるとウェディングケーキは、
古くはヨーロッパ地方から
伝わっているそうです。
結婚する花婿花嫁にご祝儀として、
当時は大変貴重なものだった
「砂糖と小麦粉」を村人たちはプレゼントしました。
二人は、このいただいた2つで何か出来ないかと考えた結果、
できたものは大きなビスケットでした。
それが形を変えて
今のウエディングケーキになったとも
言われています。
ですからファーストバイト
(食べさせあい)も、
みんなからのお祝いの気持ちをまず、
新郎新婦が食するという意味につがながるんですね^^』
ここまで話すと、ほとんどの新郎が
「やります」と言って下さいます。
ルーツを話すことにより、
ファーストバイトの儀式に重みが出るんですね。
例えば、みなさんが扱っている商品・企画など、
そもそもの由来を
ちょっと調べてみてください。
意外に深い話が飛び出してくるかも
しれませんよ!
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