心に響く話し方 Q&A
「起承転結から3部構成へ」相手に伝わる話し方の構成
今回は、「イメージできる話し方」の中でも重要な
相手に伝わる話し方の「骨組」についお話します。
4部構成から3部構成へ
言響では3部構成で話をしましょう、とお伝えしています。
ひと昔前は、起承転結、4部構成で話をしましょうと言われてきました。
1.起 物語の前提を説明し
2.承 事件が起こり
3.転 その事件を解決する
4.結 その結果を書く
今は、スピード化時代、ということで起・(承転)・結 というように3部構成で話をします。
1.テーマ 結論を一言で言う
2.メイン 体験話
3.クライマックス テーマを繰り返す
1.テーマについて
言響では、最初の起に相当する部分を「テーマ」と言っています。
ここでは、最初に結論を言います。結論を言うことで、聞き手は何についての話かがわかり安心します。
テーマでの言い方はこう言います。
「●●をして、△△と思いました(と感じました)」
よく話していると、自分でも何を言いたいかわからなくなってしまう人がいます。
なので、自分にも宣言するつもりで、事実が一つに対してこう思った、ということを伝えます。
と言います。
2.メインについて
続いていよいよ本番です。
先ほど、
「●●をして、△△と思いました(と感じました)」
と言いました。続いて
「どいういうことかというと」
と言って、いよいよ話したかった内容を話し始めます。
テーマにまつわる体験話をします。
まずは、「思い出しながら」話をしましょう。
一つのテーマに対して、話す体験話は一つです。
話していて、自分でも何を言いたかったのかわからなくなってしまう人がいますが、
一つの言いたいテーマに対して、あれもこれも体験話を増やしてしまうことが原因です。
また、話がすぐに終わってしまう人がいますが、
その時は、ビフォアーアフターを意識すると話が膨らみます。
つまり、先ほどテーマで宣言した、△△と思いました(感じました)と言ったかと思いますが、
そう思う前(感じる前)の状態から話をする、ということです。
メインの話には、この2点を気を付けて話してみてください。
3.クライマックスについて
メインの話が終わりました。
最後は締めの言葉です。
締めの宣言は、
「というわけで」
と言います。
そして、テーマで伝えた同じことを最後に伝えて話を負えます。
「というわけで、●●をして△△と思いました(感じました)」
こうすることで、相手も話の終わったことが伝わります。
テーマ~メイン~クライマックスで
話す時間は1分半~2分くらいです。
さらに相手に伝わる為のコツ
先ほど、メインで「思い出しながら」話すとお伝えしましたが、
恐らく、話す内容があらすじ中心だったかと思います。
今度は、そこにあることを加えていきます。
あらすじはギューっと縮めて、そのかわりに、
自分が感じたことを盛り込んで下さい。
〇〇をして、
楽しかった。
嬉しかった。
悲しかった。
驚いた。
面白いと思った。
怒りを感じた。
などなど、自分が思ったこと、感じたことをメインの中にたくさん盛り込んでみてください。
すると、相手への伝わり方がガラッと変わってきます。
是非お試しください。
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